桜の家 リノベーション

中古の住宅(木造軸組工法・2階建て)を購入しリノベーションした事例です。

世田谷区の住宅街、緑道沿いの住宅。もともとの建物は外壁の半分くらいに石が貼られ、バルコニーには後付けのサンルームが設置されていました。リノベーション前の外観はやや乱雑な印象。

リノベーション前
リノベーション後


道路側の塀には既存のロートアイアン風のフェンスがあり、それに合わせる形でクラシカルな表情のエレベーションにしました。バルコニーはサンルームを撤去し同じロートアイアン調の手すりを設置して全体の調和を図りました。全体的にホワイトのボリュームをくり抜いた部分に建築主さんと選定した石調タイルが表情を見せている形に。石調タイルの一部にはピクチャーウィンドウを新設しています。

庭側もくり抜かれた部分にレンガ調タイルを施工
リノベーション前

リフォーム前はいろいろな種類の仕上げ材が使われていたインテリア、リフォーム後は漆喰(シリカライム)、ポーターズペイント、壁紙などに整理しすっきりとした印象にしました。
※床は既存の床をそのまま使用。

リノベーション後のリビング


リノベーション後のリビング ピクチャーウィンドウからは緑道を臨む

緑道に対して大きく開いたピクチャーウィンドウ。ミラーガラスを使用することで緑道の緑を室内に取り込みつつ外からの視線を遮る工夫をしました。

床面積の大きなLDKは半円形の開口に設置されたガラスのパーティションで必要に応じで3つの部屋に分けることができます。既存の装飾的な建具も調整の上で使用しました。

既存のトップライトを生かし明るいダイニングとしました。一部あえて装飾的な模様の壁紙を選定し空間にメリハリを持たせました。

2階の廊下、珪藻土クロスで柔らかな印象に
書斎、壁のうち一面はポーターズペイントで塗装
ベッドルーム、床はテラコッタ調タイルを採用し温かみのある雰囲気に